幸せ行きのチケット
うれしいという思いを顔には出さないように我慢する。

すごくうれしくて、近くにいるだけでドキドキしてしまう。

だから、顔が赤くなってしまうかもしれない。

先輩と話しているうちに、我慢しきれなくてつい抱きしめてしまった時は、やばいと思った。

先輩に拒否られた苦しさは、その後も続いていく。

でも、先輩と話せたことはすごく嬉しかった。

偶然がくれた最高のプレゼントだと思った。

先輩は優しくて、二回目にまた抱きしめてしまった時、先輩の彼氏が来てしまったが、先輩は俺をかばってくれた。

先輩にとって彼氏の存在はどんなものなのかなんて分からない。

だから先輩の彼氏のようになればいいとも思わない。

俺は俺のやり方で先輩を幸せにする。

そう決めた。

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