COLORS 赤の章「この色を君に捧げる」
「あの、拓哉は、今どこにいるんですか?」
雅哉はその言葉に微かに目を細め、さらにゆっくりとした口調で話しはじめる。
「1年前のクリスマスのあの日、君が見た拓哉は僕なんだよ」
「え・・・・?」
赤のコートの女性と歩いてたのは、拓哉じゃなかった・・・。
「あの日、拓哉は心臓の病気が悪化してね。病院にいた。僕は両親から連絡を受けて駆けつけた。しきりに言っていたよ。『麻衣子が待ってる』ってね」
拓哉が病気だったなんて、私、
私、何も知らなかった・・・!!
「その2週間後、拓哉は息をひきとった」
「!?」
「拓哉が息をひきとる前、僕は頼まれたんだ。1年後のクリスマスに、君がもしまだ一人なら、拓哉のふりして君に会ってほしいって」
「拓哉が・・・?」
麻衣子はやっとのことで声を絞り出す。
「拓哉は君との最後が喧嘩別れだったから、笑顔でさよならしたかったんだろうな。拓哉として会って、君にこれをプレゼントして欲しいって」
そういって雅哉は、手紙ときれいにリボンで包装された赤いプレゼント袋を差し出す。
「1年前の拓哉からのメリークリスマス、だよ」
雅哉はその言葉に微かに目を細め、さらにゆっくりとした口調で話しはじめる。
「1年前のクリスマスのあの日、君が見た拓哉は僕なんだよ」
「え・・・・?」
赤のコートの女性と歩いてたのは、拓哉じゃなかった・・・。
「あの日、拓哉は心臓の病気が悪化してね。病院にいた。僕は両親から連絡を受けて駆けつけた。しきりに言っていたよ。『麻衣子が待ってる』ってね」
拓哉が病気だったなんて、私、
私、何も知らなかった・・・!!
「その2週間後、拓哉は息をひきとった」
「!?」
「拓哉が息をひきとる前、僕は頼まれたんだ。1年後のクリスマスに、君がもしまだ一人なら、拓哉のふりして君に会ってほしいって」
「拓哉が・・・?」
麻衣子はやっとのことで声を絞り出す。
「拓哉は君との最後が喧嘩別れだったから、笑顔でさよならしたかったんだろうな。拓哉として会って、君にこれをプレゼントして欲しいって」
そういって雅哉は、手紙ときれいにリボンで包装された赤いプレゼント袋を差し出す。
「1年前の拓哉からのメリークリスマス、だよ」