溺愛オオカミくんと秘密の同居。
私の心臓の音とは違うドキンドキンという音が聞こえてくる。
真琴くんもドキドキしてるんだ、と思うとちょっぴり嬉しかった。
真琴くんの腕の中は、すっごく心地よくて安心してすぐ深い眠りについてしまったから、
「……理性持つかなー?」
なんて理性と真琴くんが、戦っていたことは私は知らない。
*
カーテンの隙間からもれた光が眩しくなり目を開けた。
スヤスヤと気持ち良さそうに寝ている真琴くんが隣にいた。