溺愛オオカミくんと秘密の同居。


寝顔可愛いな、とじっと見つめていると「んっ」と色っぽい声を出して寝返りをうった後、目を開けた真琴くん。



「おはよう」



「ん、おはよう」



ちょっと寝ぼけている真琴くんは、子供もみたいですっごく可愛い。



私はね、意地悪な真琴くん。



甘い真琴くん。



可愛い真琴くん。どんな真琴くんもね、



「好きだよ。」



思わずポツリと出してしまった本音。
そんな真琴くんは、



「俺も。」



と、ちょっと照れながらそう言ってくれた。



こんな何でもない時間が私にとっては、何よりも幸せで甘い時間。


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