ブルーウィンズ~ラブソング嫌いなボーカリスト~
急にあたしをバカにして楽しそうだった表情が無表情に変わった。
「しゃーねぇじゃん!だって彼女いるのこの中でお前だけだし?」
「散々結愛先輩のことからかったんだから当然だろ?」
広夢くんと航平くんに対して、『意味わかんねぇ。ラブソングばっか俺が作ってたら、女々しいって勘違いされんじゃん』と祐くんはぼやく。
その言葉を聞いて今度はあたしたち3人が笑いだす。
女々しいって、そんな風に考えることもできるのかと思った。
「あーあ!そろそろ彼女さん待ってるんじゃね?」
広夢くんは祐くんには視線を向けずに外を見ながらそう言った。