イジワル同居人は御曹司!?
確かに一連の件で奏さんには大変お世話になった。
献身的に看病してもらい、意外な優しさに触れてときめいちゃったことも否定出来ない。
その上、キスなんてされちゃったもんだから下手したら淡い恋心すら抱きそうになった。
しかし、メガネはそんなに甘くはなかった―――
「紗英」
朝食後、ソファーで寛ぐ私に奏さんが微笑みながら声を掛ける。
ぎっくり腰になったら妙に奏さんが優しい。
冷血メガネだと思っていたけど、やっぱり歩と血が繋がっているんだなぁと思う。
「この後、休むなら俺のベッドを使うか?」
「え…?」
思わぬ申し出に警戒の視線を向ける。
動けない私に手を出すつもりじゃないでしょうね。
「俺は持ち帰った仕事があるからベッドは使わない」
私の思考を見透かしたように奏さんは言う。
「それに一緒の部屋にいれば何かあった時に直ぐに対応出来るだろ」
確かに。
そんな風に思っていてくれたなんて邪推した事が申し訳ない。
「じゃあ、お言葉に甘えていいですか?」
「勿論だよ、紗英」
奏さんはニッコリ花のように微笑んだ。
献身的に看病してもらい、意外な優しさに触れてときめいちゃったことも否定出来ない。
その上、キスなんてされちゃったもんだから下手したら淡い恋心すら抱きそうになった。
しかし、メガネはそんなに甘くはなかった―――
「紗英」
朝食後、ソファーで寛ぐ私に奏さんが微笑みながら声を掛ける。
ぎっくり腰になったら妙に奏さんが優しい。
冷血メガネだと思っていたけど、やっぱり歩と血が繋がっているんだなぁと思う。
「この後、休むなら俺のベッドを使うか?」
「え…?」
思わぬ申し出に警戒の視線を向ける。
動けない私に手を出すつもりじゃないでしょうね。
「俺は持ち帰った仕事があるからベッドは使わない」
私の思考を見透かしたように奏さんは言う。
「それに一緒の部屋にいれば何かあった時に直ぐに対応出来るだろ」
確かに。
そんな風に思っていてくれたなんて邪推した事が申し訳ない。
「じゃあ、お言葉に甘えていいですか?」
「勿論だよ、紗英」
奏さんはニッコリ花のように微笑んだ。