イジワル同居人は御曹司!?
「んなもん俺が知るか。上司に聞け、上司に」

奏さんはビシっと私を箸の先で指す。

「ええ~加藤さんわかるかなぁ」

私は眉根を寄せた。

「P&C社にもシステムを統括している部署があるだろ。明日電話して聞いてみればいい」

「…はい」

くそ…プライベートだけでもなく、仕事でもメガネにこき使われるとは。

私は苦虫を噛んだような渋い顔になる。

「そのうちお前の頭を仕事で一杯にしてやるよ。男の事なんて考えられない程にな」

奏さんは唇の片端をあげてニヤリと不敵な笑みを浮かべた。

やっぱり会議室で桜井にアプローチしようとしていたのを聞いてたんだ!

「な、なな何のことやらサッパリ」

私が真っ赤にして否定すると奏さんはクスリと笑い、何も言わず再びご飯を食べ始めた。
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