イジワル同居人は御曹司!?
緑ヶ丘警察署 生活安全課
「痴漢ですか」
定年間近と見受けられる警察官が呑気な様子で調書を取る。
「彼女は恐ろしい目に遭いました。犯人を直ぐに捕まえてください」
私の代わりに奏さんが詰め寄る。
「そうは言ってもねー」警察官はボールペンの端っこで頭を掻く。
本当にやる気があるのか、と言ってやりたくなる。
「犯人の顔は見た?」
「後ろから襲われたので顔は良く見えませんでしたが、黒いTシャツに横にラインが入った黒のジャージを履いていました。年は2.30代で若い人だったと思います」
黒のジャージねぇ、とブツブツ呟きながらおっさん警察官は調書に何やら書き込んでいく。
「しかし、30代の女性でも痴漢にあったりするもんなんですね」
奏さんは大真面目に物凄く失礼な事を言う。
さきほどの紳士な振舞いにジンとしてしまったがそれは一時の気の迷いだった。
「なぁに言ってるの旦那さん。こんな綺麗な奥さんだったら痴漢にだって遭うでしょう」
おっさん警察官はガハハっと豪快に笑う。やる気はないけど、女性を見る目は確かなようだ。
「旦那ではありません」
奏さんは秒速で否定した。
「これは失礼、まだ彼女か!」おっさん警察官が陽気に言うと「彼女でもありません」再び秒速で否定する。
「でも一緒に住んでいるんでしょ?」
おっさんは老眼なのか目を細め焦点を合わせながら調書を眺める。
「痴漢ですか」
定年間近と見受けられる警察官が呑気な様子で調書を取る。
「彼女は恐ろしい目に遭いました。犯人を直ぐに捕まえてください」
私の代わりに奏さんが詰め寄る。
「そうは言ってもねー」警察官はボールペンの端っこで頭を掻く。
本当にやる気があるのか、と言ってやりたくなる。
「犯人の顔は見た?」
「後ろから襲われたので顔は良く見えませんでしたが、黒いTシャツに横にラインが入った黒のジャージを履いていました。年は2.30代で若い人だったと思います」
黒のジャージねぇ、とブツブツ呟きながらおっさん警察官は調書に何やら書き込んでいく。
「しかし、30代の女性でも痴漢にあったりするもんなんですね」
奏さんは大真面目に物凄く失礼な事を言う。
さきほどの紳士な振舞いにジンとしてしまったがそれは一時の気の迷いだった。
「なぁに言ってるの旦那さん。こんな綺麗な奥さんだったら痴漢にだって遭うでしょう」
おっさん警察官はガハハっと豪快に笑う。やる気はないけど、女性を見る目は確かなようだ。
「旦那ではありません」
奏さんは秒速で否定した。
「これは失礼、まだ彼女か!」おっさん警察官が陽気に言うと「彼女でもありません」再び秒速で否定する。
「でも一緒に住んでいるんでしょ?」
おっさんは老眼なのか目を細め焦点を合わせながら調書を眺める。