先生、ずっと愛してる。
この4人以外、誰もいなかったからよかったものの…




声が普通に大きいから!!




「何?お前ら、もしかして…付き合ってんの?」




バレてるし…




どうすんの…?




智希…




「だったら何だよ?」




梨華も私も驚いて、智希の方を見る。




智希…自分からバラしてどうすんの?




この人…絶対、口軽いよ?




すぐ、学校中に知れ渡るよ?




そしたら…智希…




私の前から、いなくなるじゃん…




嫌だよ…私…




私はどうなってもいい…




でも…智希には…




ずっと、『先生』でいて欲しいの…




「ふーん…そりゃ、負けられないわけだ」




智希と中田先生…心なしか火花が散ってるように見えるんですけど…?




2人って…前から、こんな感じなの?




「彩音って…先生ばっかりにモテてるよね?」




梨華は完璧に人事だと思って、この状況を楽しんでる。




「モテてない…」




私は、智希だけでいいのに…




智希が側にいてくれたら…




何もいらないのに…




「俺、口軽いんだけど…誰にも言わないでおいてやるよ。おもしろいから」




はぁ??




中田先生って…顔に似合わず、性格は最低だね…
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