先生、ずっと愛してる。
放課後、文化祭と体育祭の事を智希と話し合った。




「クラスの出し物は、みんなで決めてな」




「はい」




去年は…楽しかった記憶はない…




何をしてたかも、はっきり覚えていない…




だから、今年は…




楽しみたい!!!




なにせ、智希が担任だから楽しいに決まってる。




「先生…今日の夜、何か予定ある?」




「特にないけど…」




「だったら…泊まりに来て欲しいな…」




「んー…」




何で…?




悩まないといけない事なの…?




私と一緒にいたくないの…?




それとも…学校でも会うから、もう…うんざり?




「やめとく…明日も早いし」




「分かった…」




「ゴメンな…」




謝らないでほしい…




余計…悲しくなる…




智希、知ってる…?




私、学校では先生ってしか言わなくなったの…




それを知ってか、知らずか…智希も上原ってしか言わなくなったね…




私と智希は…そういう関係…




バレたら終わり…




誰にも言えない関係…




でも…それでも…




私は…




智希じゃないと…




ダメ…
< 121 / 238 >

この作品をシェア

pagetop