心温【短編】完
ーー朝の光の眩しさに目を覚ます。
「また、あの夢…。一体あの女の子は誰なんだ?」
最近いやにはっきりとした夢を見る。顔いっぱいに笑いながら花畑に座る同年代ぐらいの女の子。
それを僕が遠くで見守っている。手を伸ばせば届く距離にいるのにどれだけ伸ばしても届かない。
やっと届いたと思ったらいつもそこで目が覚める。そして決まって僕は涙を流しているのだ。
「どこかで見たことあるんだよなぁ」
涙を拭い、悶々としながら着替え外に出る。今日はいい散歩日和だ。