お前、可愛すぎてムカつく。
「気になんの?」
蒼空が目の前で着替え始めた。
どこを見ていいのかわからなくて、うろたえてしまう。
別に裸になってるわけじゃないのに、このくらいで何動揺しちゃってんだろう…。
「き、気になるってか…一応約束してたから…」
「松林に送ってもらった方がよかった?」
「ううん!!蒼空がよかった!!」
力が入って思わず声が大きくなってしまった。
それに対して蒼空はこっちを見てクスリと笑う。
蒼空が私に対してこんな笑顔を見せてくれたのはいつぶりだろう…
着替え終わり、店の外に出ると蒼空が近くの公園に行きたいと言い出した。
もしかして蒼空は今日けじめをつけるつもりなのかもしれない。
距離を置くと言ってから、2人の関係はあやふやだったもんね。
私は覚悟を決めて頷いた。
夜の公園は暗く静まり返っていて、少し怖いくらいだった。
街灯の下にあったベンチに座ると、その隣に蒼空も座った。