お前、可愛すぎてムカつく。



「それより、昨日連絡先聞くの忘れてたんだよね」



そう言って、先輩は私のポケットからはみ出してたスマホを取った。


「line赤外線しとくねー」


「は、はいっ」


嬉しくて死にそう。


先輩の連絡先が私の携帯に入った。


「今度マジで遊ぼうね」


私のスマホを再びポケットにいれてくれた。


その何気ない行為でさえもドキドキしちゃってる。



ふと視線を感じ横を見ると、一緒にいた女の先輩と目が合った。


間近で見るのは初めてだけど、色素薄くて綺麗な人だな…


「あ、朱里も彩ちゃんの連絡先入れとく?」


「別にいい」


素っ気なくそう返された。


そうだよね…

この女の先輩とは面識ないし私の連絡先なんか知りたくもないよね。


…………ってか…



今朱里って言った!?


朱里って…昨日翠たちが話してた人!?



「あのっ平松…朱里先輩ですか!?」



思わず口に出してしまった。

私の問いかけに女の先輩は目を丸くしている。

< 33 / 307 >

この作品をシェア

pagetop