お前、可愛すぎてムカつく。
「…そうだけど?」
やっぱり!!
「そうですか…すみません急に」
朱里先輩は不振そうな顔をしている。
だよね、突然知らないヤツにフルネームで名前言われてびびるよね。
「俺らもそろそろ行くか。じゃ、今度遊ぼうね」
先輩が笑顔で私に手を振った。
それだけでテンションアップ!
私も負けないくらいの笑顔で手を振る。
私、本当に幸せ者だよ。
朱里先輩とは一瞬目が合ったけど、すぐに逸らされてしまった。
綺麗なのに、なんだか冷たくてクールな印象。
そういえば…朱里先輩と桐谷くんってなにかあるんじゃなかったっけ。
昨日翠は何を言おうとしていたんだろ…。
まぁあいつのことなんてどーでもいいか。
それよりも、先輩のこと思い出すと胸がドキドキして、苦しくなってやばい~!!
LINEを見ると先輩の名前が入っている。
振られたけど…やっぱりまだ好きだよ…。