お前、可愛すぎてムカつく。


こんな可愛いこに好かれてるのに一途になれないわけ!?


「私…彼女でしょ?」


「何勘違いしてるか知んないけど、一度もお前の事彼女だなんて思った事ねぇけど」


「何それっひどい」


水原さんは涙目になりながら桐谷くんの胸に寄りかかる。


ほんとにひどい返し方するな…


翠が言ってたように、この人いつか刺されるんじゃないの。


そろそろ私、この場を離れようかしら。


とばっちりくらいそーだし。



しかし次の瞬間、桐谷くんが私の手首をつかんだ。


「俺、今日はこの子と帰る約束してるから」



なっ…!!

一緒に帰る約束なんかしてないし!!


さっきから嘘ばっかじゃん!


一体何を企んでいるの!?


「嘘でしょ!?蒼空がこんなダサい女と遊ぶとかありえない!」


だ、ダサい女…

これでも中学のときよりはオシャレ頑張ってるんですけど。


水原さんみたいにセンスもよくないし髪型のアレンジも下手だけどさ…


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