麗しき星の花
「シーンーくうううん!?」
「誤解すんな、コイツは俺の従妹だよ」
「従妹!?」
野菊はシャルロッテを見上げる。
身長は瑠璃一味の女子の中でも一番高い、咲花と同じくらいだろうか。美しいピンクブロンドの巻き毛に、優しげな紅い垂れ目と、ぽってりとした魅惑的な唇。そして、なんともけしからんダイナマイツボディは野菊よりもずっと大人びている。
「……従姉?」
「従妹だよ! ひとつ年下だよ!」
シンは頬を膨らませた。身長は低くても自分の方がお兄ちゃんなのだと、ちょっと背伸びをしてアピールする。
「秋桜と同じ年でこれ!?」
野菊がセクシーダイナマイツに恐れ慄く。
そんなやり取りを見ていたシャルロッテは、ふふ、と余裕の笑みを浮かべた。
「初めまして。わたくしはミルトゥワを治める惑星王が第三子にして第一皇女、シャルロッテ=サラス=ユグドラシェルですわ。貴女にはシンやリィ、シルヴィがお世話になっているようですね。一族を代表して、御礼を申し上げます」
佇まいを正し、優雅な笑みを浮かべてそう言うシャルロッテに、野菊はパチパチと瞬きをした。
「え、ええと、初めまして、薙沢野菊です。ええと……」
野菊はシンを見た。
「……皇女様?」
と、シャルロッテを指差す。
「ああ」
その指を掌で押し止めながら、シンは頷く。
「一族?」
「えーと、俺の親戚のことだ」
「皇女様と?」
「ああ」
そこで野菊は少しだけ考えて。
そしてシンに掴まれた手を引き戻すと、今度はシンを指差した。
「シンくん、皇子様だったの!? えっ、じゃあリィちんも皇女様なの!?」
「誤解すんな、コイツは俺の従妹だよ」
「従妹!?」
野菊はシャルロッテを見上げる。
身長は瑠璃一味の女子の中でも一番高い、咲花と同じくらいだろうか。美しいピンクブロンドの巻き毛に、優しげな紅い垂れ目と、ぽってりとした魅惑的な唇。そして、なんともけしからんダイナマイツボディは野菊よりもずっと大人びている。
「……従姉?」
「従妹だよ! ひとつ年下だよ!」
シンは頬を膨らませた。身長は低くても自分の方がお兄ちゃんなのだと、ちょっと背伸びをしてアピールする。
「秋桜と同じ年でこれ!?」
野菊がセクシーダイナマイツに恐れ慄く。
そんなやり取りを見ていたシャルロッテは、ふふ、と余裕の笑みを浮かべた。
「初めまして。わたくしはミルトゥワを治める惑星王が第三子にして第一皇女、シャルロッテ=サラス=ユグドラシェルですわ。貴女にはシンやリィ、シルヴィがお世話になっているようですね。一族を代表して、御礼を申し上げます」
佇まいを正し、優雅な笑みを浮かべてそう言うシャルロッテに、野菊はパチパチと瞬きをした。
「え、ええと、初めまして、薙沢野菊です。ええと……」
野菊はシンを見た。
「……皇女様?」
と、シャルロッテを指差す。
「ああ」
その指を掌で押し止めながら、シンは頷く。
「一族?」
「えーと、俺の親戚のことだ」
「皇女様と?」
「ああ」
そこで野菊は少しだけ考えて。
そしてシンに掴まれた手を引き戻すと、今度はシンを指差した。
「シンくん、皇子様だったの!? えっ、じゃあリィちんも皇女様なの!?」