いつか晴れた日に
ねぇ、涼。
繋いだ手は、すごく温かくて。この手を二度と離したくない。

そう思うけれど……。

この魔法は、いつか解ける日が来るのかな?
その日が来たら、わたし達はどうなってしまうの?


「俺、いいことをしたんだ」

ポツリと呟いた涼の言葉の意味がわからずに、聞き返すように涼の横顔を見上げた。

「それで、神様が願いを叶えてくれて、怜奈ちゃんに一週間だけ逢うことが出来た」

「……うん」

「二度目は、怜奈ちゃんが変な男に引っかかりそうで心配でたまらなくて。だから、だめもとで神様にお願いしたんだ。もう少し、時間を下さいって。そうしたら、神様に条件を出されたんだ」

「条件って、どんな?」

そう訊いたわたしに、涼はふわりと微笑んだ。


「それは──…」



< 153 / 159 >

この作品をシェア

pagetop