1番目の小夜子
私はこのドラマをみて衝撃を覚えたのです。

ありふれた学園ドラマとは違う。
怖い話のようでもあり、サスペンスのようでもある。
そして日常的な生活の中で行われる微妙に非日常的なゲーム。

今おもうと、まだ小学生だった私には分からない言葉があったり
小学生がみるドラマではなかった気がする。

しかし、そんなこと関係ないくらい私はこのドラマに夢中になりました。


みなさんには分かりますよね?
毎日、永遠と繰り返される学園生活の退屈さ。

毎朝同じ時間に起きて、同じニュースをみて同じ時間に家を出て同じ時間に学校につく。
休み時間には毎日同じ友達と同じような話で盛り上がり、
毎日同じ先生の声をきき同じノートに同じシャーペンでノートをとる。

みんなで同じ制服を着て、同じような髪型をしていて
同じかばんを持って同じ体操着をきる。

同じ同じ同じ…なにもかもが退屈な学園生活。
友達と騒いでる瞬間は楽しいかもしれない。
しかしあとになると、ふと虚しくなるのです。

こんな感覚は私だけなのでしょうか。
何か同じような毎日を繰り返す日々から抜け出す方法はないだろうか。

ある日、朝目覚めたら魔法を使えるようになっていたり…
いや、もっと小さなことでもいい。
転校生が来るなんてどうだろう。

そんなふうに思いながら学園生活を送ってるのは私だけなのでしょうか。
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