【短編】君だけを愛したい
「ちが、う……けど。
わた……高澤先輩、突然どうしたんですか?」
真っ直ぐ見つめるオレの視線を避けるように、斜め下へと視線を落として答える崎村。
なんで、目逸らすかなー…
つーか、また“高澤先輩”って言ってるし。
イライラする……
「お前、男なら誰でもいいわけ?」
「そんなわけ……っ!!」
「じゃあなんで、他の男ん時と同じようにしか告白出来ねーの?」
崎村が何も反論しないうちに、言葉を被せて。
イライラに任せて話したからか冷たい声音のオレに、崎村はビクッ…と肩を震わせた。