青春恋物語
蓮とあきの高校生活

毎日の習慣

「キーン コーン カーンコーン」
4時間目の社会の授業の終わりを告げる
聞き慣れたチャイムが鳴る。

「蓮、ご飯食べよ。」
離れた席から俺の席えと駆け寄って来て
あきは、俺にいつも通りそう言うとにこりと
笑った。
「お、おう そうだな」
俺とあきは、その後クラスを出て階段を上がり
屋上へとつながるドアを 先生が特別にと
あきに、渡した鍵で開けて屋上に出る。
屋上から見える、街の景色はとても綺麗で
俺のお気に入りの場所だ

「さっ、お弁当食べよ!」

「そうだな、あー、腹減ったー」
屋上に出て扉の鍵をかけ、いつもの場所へと
歩み寄る。
あきは、そこに座ると弁当の風呂敷の結び目を
解き弁当箱を取り出す。
それに続いて俺も弁当箱を取り出し開ける
「いただきます!」
その、あきが言った言葉の後に続いて俺も
同じ言葉を繰り返した。
「今日、いい天気だね 快晴だよ〜」
あきが空を見上げ嬉しそうに言う
「そうだな 晴れてよかった」
雨が降ってる時は、ドアのすぐ前の階段で
弁当を食べている。

あきと過ごすお昼時間はいつも
短く感じる、何故か分かんないけど
あきと話している時が1番楽しい
テストの事、 昨日見た夢の事、 悩み相談の事
いろんな話をしているうちに、時間がたっている。

「キーン コーン カーン コーン」
昼休み終了のチャイムが鳴って、
ドアの鍵を閉め、教室えと向かう
「次の授業って何だっけ?」
隣で歩いているあきが問いかけてくる。
「えっと、確か… 理科だっけかな…?」
「やっば、移動教室じゃん!い、急げー!」
あきは、急いで教室えと走り帰った
それに続いて俺も走る
何とか、授業に間に合い
先生には叱られずに済んだ
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