【大幅加筆中】クール男子の取扱説明書








「焼きそばパンゲット~!」



焼きそばパンを手にしながら、中村と一緒に教室へ向かう。

購買に行った時点で、焼きそばパンは残りたったの1個だった。


危ない、危ない……危うく逃すところだった。



「由良。お弁当もあるのに、食べれるの?」



その言葉に、一瞬固まった私。

お弁当のこと、完全に忘れてた……頭の中が焼きそばパンでいっぱいで、まるで他のことは消えたかのように考えていなかった。


……あ!いいこと考えた!



「今井くんにあげてくる!」



そう言って、中村を置き去りにして、全力で教室に向かってダッシュする。



「今井くんっ!!!」


「……。」



うん、安定の無視。

今日の朝の夢の出来事だったのだろうか、そう思わずにはいられないくらい。必死で差し出す焼きそばパンにも、反応はゼロ。



「今井くんんんんん!!???」



感じ悪いよっ!!!と思わず心で叫ぶと、ついにお馴染みの言葉。



「うるさい」



……朝と同じセリフを頂きました~!



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