【大幅加筆中】クール男子の取扱説明書
「パン~~~……」
「はぁ……めんどくさいヤツ」
普段はこんなにパンパン言わないんだけどね?私は手作り弁当持参だし、別に昼ご飯には困ってない。
でも、なぜパンが欲しいかと言えば……チラッと、自分の席に座る今井くんを見るからだ。
「あ~……パンパンいうと思ったら、そういうことね」
流石親友、分かっていらっしゃる。
そう、今井くんが珍しく購買で売っている焼きそばパンを食べているからだ!!!
単純か、私……と思いながらも、
「別にいいでしょ!それより中村、早く行こう!」
中村の腕を再び全力で引っ張る。
はいはい、と中村は呆れながらもついてくる。
私の見る限り、今井くんは普段昼はいつもいちごオレだけで済ませているから、正直体力持つのかな?なんて思うことがある。
でも、購買の焼きそばパンを食べる今井くんは超レアだ!!!
私は中村の腕を引っ張って教室を出そうとしたら、カシャ。
つい、スマホで焼きそばパンを頬張る今井くんを撮ってしまった。
「由良……あんたね……」
「いや、これは無意識!!」
スマホを握りしめながら、すっごく今井くんから視線を感じるけど、怖くて振り向けない。
やばい、なんでこんなことしちゃったんだろう、でも、この瞬間を逃したくなかったんだもん……。