【大幅加筆中】クール男子の取扱説明書
「私のテスト!」
「石原さんのじゃないからね」
今井くん……今日は、やけに喋るなぁ……そんな彼に、思わず頬が緩んでしまう。
「なに、ニヤニヤしてんの」
いけない、いけない。平常心平常心!!!!!!
……あ、れ?
「今井くん、それ今井くんのテストだよね?」
こいつ何いってんの?って顔をする今井くんが目の前にいる。
わかるー、だって私、今井くんの前のはず……。
「いーしーはーらー」
先生に名前を呼ばれて、思わずビクッと肩が上がる。
嫌な予感が走る。
「お前、勉強したのか?」
にこっと笑ってるつもりの先生だけど、その笑顔、物凄く怖い。しょうがなく教卓の前へ歩く私。
「はぁ……」
ため息をつき、先生からテストを受け取る。
「…………。」
やばい、言葉が出ない。頭が真っ白で、まるで今、私が今井くんみたいになっている気分だ。
「石原。今日残りな」