【大幅加筆中】クール男子の取扱説明書
*
「はぁぁぁぁーー!!!!」
中村は、見たいテレビあるとか言って先に帰ったし!!!
こんな、富士山みたいな山積みのプリント、絶対終わるわけないでしょーが。
テストを返されたあの後、私は先生の言いつけをちゃんと守って帰らずに教室に残っていると、何分かしたあと、先生が大量のプリントを私の机に置いていった。
「今井くん~助けて~」
なんて、今井くんがいないことをいいことに、大声で言ってみる。
「今井くん~……」
頭良くなりたい、頭良くなりたい、頭良くなりたい……心の中で呪文みたいに繰り返す。
やっぱり、今井くん……この人がいれば、私、本当に何とかなるかも。
……って思っていたら、いきなり扉の方から声が。
「さっきから、人の名前呼んでなんなの?」
思わず振り返ると、そこには、まさかの今井くんが立っている。
「な、なななな!!なんで今井くんがっ!」
「担任に頼まれた」
……えっ!うそ……!?なんなの、あの先生!
本当に、このプリント全部破いてやろうかと思ったけど、ナイスだよ先生。
今井くんは、だるそうだけれど、来てくれただけで、嬉しいや。