【大幅加筆中】クール男子の取扱説明書
「ふへへ……」
「ニヤニヤするのやめてくれる?」
しょうがないでしょー。好きな人が私のために来てくれたら、誰だってこうなるよ!!!先生に頼まれてだけど!
「で、どこがわかんないの」
今井くんは私の隣の席に座って優しく聞いてくる。
今井くんの声が……なんて優しいんだろう。だけど、私は正直に「ん~……」と答える。
今井くん、待って……。
「分かんないところが、分かんない」
そう、頭が悪い人は、分かんないところが分かんないのだ。
「めんどくさ」
……うん、本当に面倒くさそうな顔をする今井くん。でも、迷惑だよね。きっと、私、面倒くさい子だと思われてる……。
「今井くん、やっぱり、」
「まず、これな」
そう言いながら、今井くんが私に近づき、プリントのある問題を指で指した。
「え……へ?」
思わず声が裏返る。
「は?やらないの?じゃあ、俺帰るけど」
……そんなこと言われたら、余計に焦るじゃん!