【大幅加筆中】クール男子の取扱説明書
私はジトーっと中村を見つめる。その視線に気づいたのか、中村がため息をついた。
「なっぬぃぃい!!?」
ため息したいのは、こっちだいっ!
「泣いて戻ってこないでね」
え?
「振られて泣くなよって言ってんの」
────……まって、中村。
「振られる前提?」
私がポカンとしていると、中村はさらに冷静に、
「当たり前でしょ」
と、言い放つ。
あぁ、なんでそうなるの!?
私の頭の中はぐるぐる。でも、またもや、中村は「まぁ、頑張れ」と肩にポンと手を置いてきた。
でも、いいんだ。中村の肩に手を置かれると、ちょっとだけ、勇気が湧く。
昼休みまであと少し、今井くんに告白できるか、ドキドキと不安と緊張で、心臓が何回も跳ねる。
どうしよう……でも、逃げたくない……!