【大幅加筆中】クール男子の取扱説明書
「な、ながむらぁぁあ~!!!」
気づくと私は叫びながら中村の元へ駆け寄っていた。
「汚い!鼻水!」
中村に注意されて、さらに涙が込み上げる。
ふぇぇ……声にならない声が出て、心の中がもやもやでいっぱい。
い、今井くんに無視されるのはある程度慣れてたけど、告白したあとにこんな扱いは初めてで、胸が張り裂けそう。
私の心は、ほんとうに、ガラスのハートなんだから……。
どうして今井くんは、私のことを無視するんだろう?好きって伝えたのに、何か悪いことでもしたのかな?それとも、ただ私がうざいだけ……?
頭の中で考えれば考えるほど涙が溢れそうで、手で顔を覆いながら、必死に「泣くな、泣くな!」と自分に言い聞かせていた。
でも心臓はまだドキドキしていて、今井くんの姿が頭から離れない。
あぁ、もう……どうしてこんなに好きなのに、こんなにも苦しいんだろう……。
「めんどくさいヤツ」
中村に呆れられたその一言で、心臓がキュッとなる。
はぁ……もう、私、どうすればいいの……?
────────キーンコーン。
授業のチャイムが鳴ると、ますますため息が出る。
授業なんて、なければいいのに……!