【大幅加筆中】クール男子の取扱説明書
そういえば、
告白したけど、返事はまだない。
振られるのは覚悟してるけど、でも……でも、彼には彼女はいないよね?好きな人とか……いるのかな?
心臓がぎゅっと締め付けられるようで、視線がまた今井くんに吸い寄せられる。
やっぱりこっちを見てくれない。ねぇ、私の視線、気づいてくれてる?なんで見てくれないの……?
不安と焦りで手が震えて、私はノートの端っこをちぎり、小さく息を吸い込んで、思い切って文字を書いた。
『今井くんて、好きな人いるの?』
そっと、隣の机に投げる。紙が机に落ちる小さな音が、やけに大きく聞こえる。
彼は一瞬眉間に皺を寄せ、紙を睨むように見る。
怖い……でも、見てくれた。
チラッと目が合う。紙にペンを走らせる今井くんの手元を、息を呑んで凝視する。
か、感激……!
そして、私の机に紙をポイッと返してきた。