【大幅加筆中】クール男子の取扱説明書
眠そうな顔で口を半開きにして、髪が少し顔にかかっているのがなんでこんなに可愛いんだろう。思わず胸がキュンとして、口元が緩むのを止められない。
「じゃ、じゃあ今井くんがリレーで。全部決まりました!」
教室内に拍手が響く。いきなりの大きな拍手に、驚いたのか、今井くんが私の隣で飛び起きた。
「……は?」
口をポカンと開けて黒板を見つめる今井くん。そりゃそうだ、自分が寝ている間に勝手に決まっちゃったんだから。
私は、そのポカン顔を見て、もうニヤニヤが止まらない。
可愛すぎて、心臓が飛び出そうなくらいドキドキする。
その日は、結局ずーっと不機嫌な今井くんだった。
授業中も、席に座っていても、時折口をへの字に曲げたり、腕を組んでふてくされていたりして、見るたびにキュンとするけど、ちょっと笑っちゃうくらい可愛い。
教室の隅で私は、そんな今井くんをこっそり見ながら、今日もまた胸の中でひとりニヤニヤしていた。