【大幅加筆中】クール男子の取扱説明書
“好きな人(憧れでもOK)”
「………………ふざけんなっ!!!」
思わず紙を地面に叩きつける。
借り物競争で、物を取る競技のはずじゃ……!?
これ、人間を取る競技じゃない!!
でも今はそんなこと言ってられない。クラスの優勝がかかってる。
「好きな人とか…………今井くんっ!!」
迷うことなく、私は今井くんを探した。
照れるなんてもう言ってられない。
「今井くん、どこっ……!」
「今井く~ん!」
他の選手も今井くんを探している。
な、なんで!?
ぜったいに他の人に渡さない!
「今井くん!!」
混雑するテントに突っ込み、生徒をかき分ける。
「ちょっ……どいて!借り物競争やってるんだっ!」
必死に進むけど――
「……へ?…………」
ドンッ
誰かの足に引っかかり、私は転んでしまった。