地味子とアイドルなやつら
「その時の、如月さん、

知ってる...」


柊のいきなりの発言になんとか自分のトリップから抜け出したが、「はぁああ?」と彰と意見が被るのは、まぁ当然で、


「えっ、柊ちゃんドユコト?」

「なんか知ってるの?」

と、二人して問い詰めたにもかかわらず、

「......」




相変わらず、柊は無言を突き通す。

当然、いきなりそれも柊から聞くと
やっぱり気になってしまうわけで、

「なぁ、柊。
どゆうことなんだよ。何で知ってだよ。」



と、更に返答を促した。


暫く二人して繰り返すと柊は半ば諦めたように話し出した。


「向こうは、覚えてないと思う...


けど...
直接、会ったことがある...」














マジか














彰と不覚にも揃ってしまったのは言うまでもない。
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