あのね、本当はね。
次の日の放課後、私は掃除当番だった。
「真緒梨、まだかかる?」
「新多。うん、もう少し待ってて」
「わかった」
私はなるべく早く終わらせようと
掃除を頑張った。
「すっごい頑張ってるね、池崎」
「椎太くん」
同じクラスの、森 椎太くん。
優等生で優しい彼。
私が(多分)好きな人。
「椎太くんはこれから帰るの?」
「あぁ」
返事とともに、私のほうきに手を掛けた。
ー…え?
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