その愛の終わりに
あとがき


すべての始まりは、YouTubeで「ある真夜中に」という合唱曲に出会ったことからです。

昔から音楽を聴くと勝手に妄想が始まり、果ては一つの小説と化すのですが、この作品はなかなかの難題でした。

テーマを「肉体関係のない不倫」にしたので、何度も変なところで更新が止まりました(´Д`)

しかし、最初はとにかく手探りで書き始めたものが、いつの間にか完結し、登場人物は一人一人意思を持った人間になっていました。

特に美都子。
こんなに真面目な人間になるとは思っていなかった。

山川と肉体関係を持たせるかどうかかなり悩みましたが、いつか友人が言っていた「肉体関係のない恋のほうが記憶に残る」という一言を思い出し、こんな仕上がりになりました。



鬱感満載、オチなし、ただただ暗く、ヒロインも別に可愛くはない。
ベリーズカフェさんの主流から全力で離れたこの作品、お楽しみいただけましたでしょうか?

ほんの一時でも、この稚拙な作品に目を止めてくださった皆様には感謝の思いでいっぱいです。

そして、私にインスピレーションを与えてくれた「ある真夜中に」の作詞の瀬戸内寂聴様にも、作曲の千原英喜様にも最大の感謝を。

ご愛読、誠にありがとうございました。
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