好きだと言ってほしいから
「うん……」
「マジかよ!」
平岡くんはいちいち声が大きい。彼の外見とこんなところを見ればスポーツマンタイプだと勘違いする女の子がいても仕方がないような気がする。
「でしょー、意外でしょー。私も聞いたときはびっくりしたけど。でも麻衣、逢坂先輩と同じ会社に入りたくて頑張ってたもんね」
葵ちゃんがにこにこと笑いながら私の真っ赤になった顔を覗き込んできた。私も照れ隠しにえへへ、と笑う。
「しかもあれから二年経つけど毎朝一緒に会社に来てるし」
「葵ちゃん、あれは別にそういうんじゃないってば」
「でも似たようなもんじゃない。どうせ今日、麻衣が遅刻したのだって、先輩と一緒にいたからなんでしょ?」
当然のように言われて私は慌てて否定した。
「ち、違うよ。今日は逢坂さんと会ってないもの。さっき言ったように本当にうっかりしてて家を出るのが遅くなっただけだよ」
「え、そうなんだ」
意外そうに目を丸くした葵ちゃんに私は頷いてみせる。すると平岡くんの隣に座っていた五島(ごしま)さんが嬉々として口を挟んできた。長い髪を頭のてっぺんでお団子にした彼女は人形のように綺麗な子だ。
「じゃあさ、今から逢坂先輩呼んじゃったら? 今日会ってないなら丁度いいじゃない。それに私たちも久しぶりに先輩の姿見てみた~い」
「マジかよ!」
平岡くんはいちいち声が大きい。彼の外見とこんなところを見ればスポーツマンタイプだと勘違いする女の子がいても仕方がないような気がする。
「でしょー、意外でしょー。私も聞いたときはびっくりしたけど。でも麻衣、逢坂先輩と同じ会社に入りたくて頑張ってたもんね」
葵ちゃんがにこにこと笑いながら私の真っ赤になった顔を覗き込んできた。私も照れ隠しにえへへ、と笑う。
「しかもあれから二年経つけど毎朝一緒に会社に来てるし」
「葵ちゃん、あれは別にそういうんじゃないってば」
「でも似たようなもんじゃない。どうせ今日、麻衣が遅刻したのだって、先輩と一緒にいたからなんでしょ?」
当然のように言われて私は慌てて否定した。
「ち、違うよ。今日は逢坂さんと会ってないもの。さっき言ったように本当にうっかりしてて家を出るのが遅くなっただけだよ」
「え、そうなんだ」
意外そうに目を丸くした葵ちゃんに私は頷いてみせる。すると平岡くんの隣に座っていた五島(ごしま)さんが嬉々として口を挟んできた。長い髪を頭のてっぺんでお団子にした彼女は人形のように綺麗な子だ。
「じゃあさ、今から逢坂先輩呼んじゃったら? 今日会ってないなら丁度いいじゃない。それに私たちも久しぶりに先輩の姿見てみた~い」