ラブレターを君に
アルバムの締め切りが迫ってる為にメンバーも、いきり立っていた。俺は何度もダメだしをすることで、怒りがピークに達していた。



どうしても俺は自分の音楽性を曲げたくはなかった。


メンバーの
ヒロが、我慢の限度だと言わんばかりに


「カズ!お前何考えてんだ!もうっ、締め切りが迫ってるんだぞ!どうするんだ!
やってられないよ!俺は、帰るから!」出て行った…


メンバーの優斗が引き止めるのを振り切って出て行った。



気まずい雰囲気の中……いつも冷静なノリが立ち上がった。



(ノリ)
「カズ?どうしたい?アルバム今回、見送るか?やっぱり…お前が納得しないとダメだよな?」



(kazu)
「俺は俺の魂を懸けてるんだ!レコード会社の売上げの為に曲書いてる訳じゃない!
何かが違うんだ!
ノリもそう思わないか?」




(ノリ)
「それは、俺も、少しは感じてたけど…まぁここまで、みんな頑張って来たんじゃないか?そうだろう?途中でメンバーと仲間割れしてる場合じゃないだろう?」



(kazu)
「俺って…子供なのかなぁ!ノリ?」




(ノリ)
「そうだな、ある意味…子供っぽいとこは、ある。そこが、お前の良いとこでもあるけど……参ったな!」
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