エリート医師に結婚しろと迫られてます
「あ~あ。ここまで自分が、役立たずだと思わなかったな」
みんなの前で、泣いてるところを見られたくなくて部屋に閉じこもった。
医大を受けられなかった時点で、出来損ないなんだ。
がんばって司法試験なんか受けたってかりゃしなかったんだ。
すぐに、ドアをノックする音がした。
「麻結?開けて…」森谷さんだ。
どうしよう。多分、ひどい顔をしてる。
私は、意地を張って開けずに頑張ろうかと思っだけど、あまりの大人げなさに落ち込んで、あっさりドアをあけた。
「どうぞ…」
森谷さんは、私のそばに詰めより、手を握って言う。
「あの…ごめん。怒ってるよね?黙ってたこと…」
「いいえ。怒ってなんかないです」
彼は、私のこと抱きしめると、涙を指でぬぐった。
「よかった…口も聞いてくれなくなると思った」