エリート医師に結婚しろと迫られてます
「それで?何があったのかな?」
美月はふんぞり返って、腕組みして私が答えるのを待っている。
まるで、私は、生徒指導された高校生みたい。
男の子と付き合った証拠を突きつけられて、推薦を取り消されないように、この男の子のことは、知りません。
会ったこともありません。などと言って、必死で逃れる方法を考えるのだ。
私自身どころか、お堅いうちの学校には、たかが男の子のために、将来を棒にする危険を犯そうとする、勇気のある子はいなかったけど。
私は、頭の中で話す内容を繰り返した。
「う~ん、週末…実家に帰ったら、そこに森谷さんがいたの」
「で?」
「で?…散歩して、食事したの」
「それじゃ、服を脱いでキスするチャンスがないわよ麻結」
「きっと…気づかないうちに付いたのかしら…」
「おちょくんなよ、仏の顔も三度までよ。あいつ、麻結に何したのよ。さあ全部話して」