エリート医師に結婚しろと迫られてます


美月に連れて行かれたのは、足を踏み入れるのも高級感あふれる店だった。


「ちょっと、そこに立って」

私は、いらっしゃいませといって、近づいてきた店の人と並んで鏡の前に立たされた。



まあ、はっきりいって店のレベルに合わない客だ。


「弁護士先生?いつも、スーパーの三千円以下の服ばっかり着てないで、立場に釣り合った格好をしましょうね」
美月の合図とともに、店員さんの目つきが変った。



「そうしましたら、トータルコーディネイトでございますね」
さらに目が輝いてきた。


「ええ、どうせこの人、ハンガーに吊るしたまま同じ組み合わせで着るに決まってるから、着回しできるようにね」



「かしこまりました!!」
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