エリート医師に結婚しろと迫られてます

他の店員さんも寄ってきて、スーツからワンピース。

中に合わせるインナーと呼ばれるシャツもどんどん持ってくる。


美月はそれを数点選んで、鏡の前に立った私に当てて、ぶつぶつ言いながら組み合わせを考えている。


「これからですと、春先の明るめの色合いがよろしいかと」


「そうねえ」
冬物の残りのセール品を見ていた私に、美月が言った。


「こちらは、上質な風合いのウール100%素材のジャケットです。
お色も明るいグレーで、ストレッチも利いてますし」


難点は、いつもの店ならスカート一着分で三点揃うことだ。


「ハンドステッチを施してあって、
ストレートラインのフルレングスパンツと、タイトスカートもご用意してます」



「それ、全部持ってきて」
何と、大人買い…
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