エリート医師に結婚しろと迫られてます
ほっと一息ついて、私と美月はコーヒーショップに落ち着いた。
「まだ、行くの?」
休日、買い物に付き合うお父さんのようになってきた。今、終わったところだよ。
「もう出るの?」
美月が、ため息混じりにいう。
「まだ、仕事用のスーツ一着、買っただけじゃないの」
「これだけあれば、来年まで持つよ」
「まさか、同じ物ばかり着ていられないでしょ?」
「そうなの?私、同じ色ならみんな気が付いてないと思った」
「だから…か、お泊りでもなさそうなのに、同じスーツ続けてきたりするのは。そんなのバレてるよ」
「そうなの?つくづく女の観察眼はすごいね」
「違うって、それ最初に見破ったのクッシーだし」
「そうなんだ」
私のフャッションへの嗅覚は、クッシー以下なんだ。