エリート医師に結婚しろと迫られてます
「マ、マスクですか?はあ…」
森谷さん、それは、見せたくないし見たくないって事ですか?
「うん、そう。プロレスラーのお面の」
「えっと…」
「モリ、お前、何言ってんだ?その、アホカップルみたいな会話」
隣で森谷さんの同僚が、不審そうに森谷さんを見た。
森谷さんは、意味ありげに笑っただけで、質問には答えない。
「あっ、それからモリ?
これから三原が来るって。病院出てくるとき、偶然つかまって、お前の居場所聞かれたから、店の名前知らせておいた」
森谷さんは、露骨に迷惑そうな顔をした。
「なんだって?なんで余計なことするんだ!!」
「だって、浅倉さんの慰労会だって聞いてたぞ。だったら、彼女だって参加する資格があるだろう?だから、呼んでもいいじゃないか」
「悪いけど、三原が来たら、俺…抜けるから」
森谷さんは、ちらっと私の方を見た。