エリート医師に結婚しろと迫られてます
「裕貴!!」と大きな声がして、振り返ると、その女性が森谷さんの背中に抱きつくところだった。
森谷さんは、彼女か飛びかかって来るのを手で押し留めて、彼女に抵抗している。
「止めろ!くっつくな」
と森谷さんの声がした。
「裕貴ったら、ずっと忙しいだなんて言って、こんなとこにいたの…」
甘ったるい声…
―麻結?おい、聞いてるか?
「うん。涼平さん、今どこ?」
私は、仕切り戸を閉めて外に出た。
涼平さんの声が耳に入らない。
―そっちに向かってるとこ。でも、俺行ってもいいの?基樹来ないんだろ?
「うん、でも。真理いるから。涼平さんもおいでよ」ちゃんとしなきゃ…
―そっか。じゃあ、麻結に話もあるし行こうかな
「うん、そうして」