エリート医師に結婚しろと迫られてます

部屋に戻ると、想像以上にすごい状態になっていた。

「悪い、三原。ここは、彼女の席なんだけど」
森谷さんが隣に座って、彼の腕にしがみついている女性に言った。

言われた女性は、私をにらみつけ、挑発するような態度を見せている。

森谷さんの隣に座ったその女性は、三原さんと呼ばれていた。彼女は、ビールを口にしてすぐに森谷さんを物欲しげに見上げた 。

「もう、座っちゃったわ」

「じゃあ、お前は、ここにいろ。僕が席を替わるから」
森谷さんがイラつきながらいう。

「いいじゃないの、ほら、お絞り交換するから」彼女の腕は、森谷さんの腕に絡み付いたままだ。


そう言って、三原さんは、しなだれかかるように森谷さんにもたれかかり、彼の手を取った。

その場にいた、全員がぎょっとした。

手を取られた森谷さんは、

「止めろよ」

さっと振り払うように彼女の手ををよけた。彼女の存在を無視して、グラスのビールを一口飲んだ。

森谷さん、人に対して普段あんなにひどい態度をとらない。かなり、イラついてる。
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