エリート医師に結婚しろと迫られてます
見慣れたベットではない。
手を伸ばしても壁に当たらないし…家のベットよりだいぶ広いサイズだ。
ぼんやり部屋の様子が見えてくる。
「目は覚めた?」
心地よい微笑み…映画で見た王子様みたい。
「はい」
彼は、私の横に横たわり、私の髪を指に巻きつけて、おでこに軽くキスをしたところだ。
「やっと起きた」
「そんなに寝てたかな?」
「ん…世間一般では、まだ、早いって時間かな。7時になってないから…でも、もう1分でも待てない」
森谷さんが、私の方に近寄ってすっぽり腕の中におさめる。
「んん…森谷さん…なに?」
「恋人が待てないってんだから、決まってるだろ?」
「朝ごはん…お腹すいた」
「そっちは、それほど切迫してない」
「シャワー浴びなきゃ…」
「それも、後でいい」
「森谷さん…あの」
「君に拒否権ないよね。昨日だって、あれだけ心配かけながら、いきなりぐうぐう寝てしまって、それとも昨日のことなんか忘れちゃった?写真見て思い出す?」
「写真ああ…どうしよう」
「とりあえず…それ、脱いで」
着ていた洋服は、ちゃんと脱がされて、ハンガーにかけられている。今、身に付けているのは、キャミソールとその下につけてる下着。
「なるべく…色っぽく…そそられるように」
それは…無理。
彼の指が私の肩にかかる、キャミソールの紐をずらして、肩から外した。
「ほら…早く」