エリート医師に結婚しろと迫られてます


彼の手が、私の口を開かせようと、
唇をそっと指でなぞる。


「可愛い、やっぱり食べちゃいたい」

彼の目に欲望の光が濃くなってくる。


そして、温かい唇がゆっくりと
私の唇を開かせ、今までされたことないようなキスをされる。


私がむせるたびに、可愛いって頬キスしてくる。


それに応えると、
彼の低いうめき声が聞こえ、体が熱を帯びてくる。

だんだん、私も体の中に眠っていた欲望を掻き立てられる。


首筋から鎖骨へと、
彼の唇が烙印のように押し付けられ、
烙印を押されるところから、
向き出しにされた肌が熱くなる。


私は、引き締まった
なめらかな胸を何度も押し付けられ、
何度も気が遠くなりそうになりながら、彼の背中にしがみついた。


「やっぱり、だめ。君のこと無茶苦茶にするかもしれない」


「愛してるよ」


私のこと愛してるって言いたいの?


彼が優しく私を見つめる瞳に
心の声で、なんども尋ねた。



「もっと優しくしたかった。もっと早くこうしたかった」


最後は…お互い見つめあったまま…
私は彼を受け入れた。



すべて終わった後、彼は、


彼は、私を抱きしめたまま言った。
「麻結以外。もう何もいらない」

と、切なく甘くかすれる様な声で。


男女が愛し合うってこういうことなんだと思った。
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