エリート医師に結婚しろと迫られてます
「なーにやってんですか、先生」

「えっ?」
アシスタントであるにもかかわらず、人生のボスでもある野島美月が、声をかけてきた。


どうしよう、
美月に顔が赤いの気付かれた?

森谷さんとのこと、勘付かれたかな。

落ち着け…私。
今は仕事モードよ。

だから今は、私が彼女のボスよ。

大丈夫。美月だって、千里眼じゃないわ。バッグにこっそり盗聴幾でもつけてなければ、分かるはずない。

だから、大丈夫だって。勘づかれるわけがない。顔色だけで、相手が考えてる事が分かれば、奇跡だ。


「バッチ曲がってます」
美月が近づいてきた。

ひいっ!

あせった。声に出たと思った。

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