エリート医師に結婚しろと迫られてます
年も2つ下で、立場も私の方が上なのに。
だからどうなの?
と返されると、ぐうの音も出ない。
何しろ、受験勉強に明け暮れているうちに、彼女は、しっかりと社会勉強を重ねている。
「上手く行ったんですね」
「なにかしら?」
「なんでしょうね?」
わかった…本来私は、嘘をつくのが苦手な人間だ。
気が小さいとも言うけど…
美月の視線とミネルバの女神に屈して、私は素直になる。
「ええ…お陰さまで」
美月が近づく。私は、警戒した。
もう、ヘマはしてないはず。
「キスマークついてますよ、先生?」
「ええっ?どこ!どこ!」
「冗談です…先生、スケジュール確認しますよ」
私は、やっぱり美月に頭が上がらない。