エリート医師に結婚しろと迫られてます


「美月!ひどい言葉使わないの!!」


「うわっ。ないわーっそれ。やらかしたな森谷」

「ん?」

「ん?じゃない、八つ裂きにして、別れてやるくらい言ったの?」


「いいえ。まさか…前に来たときは、気が付かなかったけど、きれいねって言ってそのまま帰ってきた」


「ある意味そのほうが、怖いかも」

「そっか…それで、森谷さん変だったんだ」


「まあ、麻結が大切なら何か言ってくるでしょ?」

「ん…」



「どう思ってるの?」

「どうっていうか、いいのかなあって。私なんかで」

「何がどうなったら、そういう発想になるのよ」
美月が腕組みして答える。


「だって、すばらしいセンスだもの。主張しすぎず、お部屋にマッチして彼が横に置いても構わないって、別れてからも思えるものなんて」


「感心するとこ違うでしょ」


「うん、でも彼はそういう洗練された美人で余裕のある女性と付き合えるのよ。それなのに、どうして私を選ぼうとするの?」


それに、私が持ってる付属品は、彼にとって私を選ぶ理由にはならないし。


「八頭身美人だか、出べそだかわかんないけど、外見だけで人を見る薄っぺらい人じゃないんでしょ?」


「もちろんそうよ。外見だけじゃなくてもちろん内面もよ」


「中身なら負けてないでしょ?」


「美月はどう思う?」

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