エリート医師に結婚しろと迫られてます


「花壇の花のこと気にしてたのね。きっと」お祖母ちゃんが大切にしていたから。


「僕のことは、花以下だったけど」


「花、以下?」


「忘れないよ。君の言葉。
何て言ったかこの際だから、教えてあげる。

あなたのお尻は、パパに治してもらえるけど、パンジーはなおらないのよって叱られたんだ」


私は、目を丸くした。
「そうだったかしら?」


「忘れるわけないだろ?
言っとくけど、僕は、一人っ子で大事に育てられてて、パンジー以下の扱いを受けたのは、それが初めてだったからね」

森谷さんが真面目に答える。
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