エリート医師に結婚しろと迫られてます
きっと復讐の一つに違いない。
子供の頃に恥ずかしい写真を残すなんて、
でも、森谷さんが、地味で馬鹿馬鹿しくて、下らないこと考えてたと思うとワクワクする。
「どうせ君は覚えてないだろうけど」
私が自分の顔に興味を持つなんて、あり得ないもの。
「写真があるのは知ってるよ」
「うん…それで僕は…夢中でシャッターを切って、花壇があるのに気がつかなかった。後ろ向きで歩いていて、花壇の花の上に思いきり、どすんって尻もちをついたんだ」
「お気の毒に」
「花壇に植わってた、バラのトゲで足を怪我して、うずくまってた僕に、君が声をかけてくれたんだ」
「そうなの?それは、よかった」
優しいとこあるじゃない。私。
「本当に。かけてくれた言葉がまた、未だに忘れられない」